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住まいや光に関する記事

執筆者の写真鋼鈑商事株式会社 建材事業部

天窓の交換にはいくらかかる? 費用相場と工事までの流れ

更新日:4月2日


「長年設置している天窓を交換したい」「リフォームで天窓を新しいタイプに変えたい」など、天窓の交換を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

天窓を交換するときは、その寿命やメンテナンスサイクルについて把握しておくことが重要です。

また、交換工事にかかる費用や依頼の流れについて知っておけば、スムーズに交換を進められます。

そこで本記事では、天窓の寿命をはじめ、交換する際にかかる費用の相場や依頼までの流れについて解説します。


 
 

天窓の寿命

天窓の平均寿命は、建築後約25年です。


経年劣化によって破損や雨漏りが起こることがあるため、寿命を目途に天窓の交換を検討するのが望ましいといえます。


一方で、窓枠周りのゴムパッキン、防水用のテープ・シート、固定用のビスなど、天窓に用いられる各部品は25年を迎える前に劣化してしまうこともあります。

その場合は、寿命より早い段階で部品の交換が必要です。


10年、20年使用した既製品の天窓の修理が必要になった場合には、メーカーが撤退していることもあるため、天窓自体の交換が必要か確認しておきましょう。


天窓交換工事の費用相場

天窓交換の費用相場は、本体価格と施工費用を合わせて20~55万円ほどです。交換工事にかかる費用は、天窓の種類や設置方法、工事内容、足場の有無などのさまざまな条件によって変動します。


固定式と可動式で分けた場合の本体価格と施工費用の具体的な相場は以下のとおりです。

▼本体価格の相場

  • FIXタイプの天窓:5~12万円

  • 開閉タイプの天窓:10~25万円

▼施工費用(作業費用)

  • 足場設置:10~15万円

  • 天窓の交換:5~15万円


取り付ける天窓のメーカーやグレード、依頼する施工会社によって費用が異なるため、複数の施工会社に見積もりを取り、判断基準にするのも一つの方法です。


天窓の交換工事を依頼するときの流れ

天窓を交換するときにどのように依頼から契約の締結まで進むのか、その一般的な流れを見ていきましょう。


1.お問合せ・相談

天窓交換を依頼する施工会社へ電話やメール、専用フォームなどからお問合せを行います。


具体的な見積もりを進める前に、現在の天窓の状況や住宅の築年数などについてヒアリングが行われます。

そのうえで、どのような天窓に交換するかを施工会社と相談しながら決めます。

希望する天窓の種類やメーカーがある場合はその旨を担当者に伝えましょう。

2.事前の点検調査

詳細な見積もりを出してもらうために、工事前の点検調査を行います。


天窓を設置する屋根の状態や劣化の程度によって工事費用が変動することがあります。


工事を開始する前に点検調査を実施している施工会社を選ぶことで、より正しい見積もりを出してもらえます。

また、点検調査に費用がかかる場合もあるため、こちらも問合せ時に確認しておきましょう。

3.見積もり依頼

点検後、施工会社の提案内容を基に費用を見積もりしてもらいます。


見積もり依頼は無料の場合と有料の場合があるため、施工会社へ事前に確認しておきましょう。


交換工事の費用相場を把握したい場合は、いくつかの施工会社で見積もりを取ってもらい比較することもできます。


4.見積もり受領・工事の発注

天窓の点検や見積もりを経て最終的な費用を確認します。


その後、具体的な日程や時間を取り決めて工事へと進みます。

天窓のみを交換する工事の場合は1日で完了するのが一般的です。


ただし、住宅環境や立地によって足場設置が必要になる場合は数日を要することもあります。

保証やアフターフォローもチェック

天窓を交換する際は、保証やアフターフォローについても確認しておくことが重要です。


施工会社によっても異なりますが、一般的には10~20年ほどの防水保障が用意されています。

5年おきや10年おきなどに定期点検を実施している場合もあります。

安心・安全な住環境をつくるためには、天窓の性能はもちろん、保証の有無やその内容も大切なポイントです。

保証やアフターフォローがあるといざというときにも安心できます。


施工会社を選ぶ際は、アフターフォローの充実度も考慮して選ぶことをおすすめします。


「光ダクト」で天窓をもっと効果的に利用

天窓から入った光をより有効にお部屋へ届けるために、天窓の交換に加えて、下がり壁を光ダクトにすることをおすすめします。


光ダクトとは、内面が鏡になった管(ダクト)状の構造のことを意味します。

今回では下がり壁部分を鏡面にすることで光ダクトを作ります(下図参照)。

下がり壁の材質による比較 白色と鏡(光ダクト)

光ダクトにすることで、光が下がり壁で拡散することなくお部屋の床まで届くようになり、お部屋の明るさがアップします。


天窓の交換工事と合わせて、部屋のリフォームも一緒に行う場合には、光ダクトを使ってもっと効果的な天窓を活用できるようにしてはいかがでしょうか。


まとめ

今回は天窓の交換にかかる費用や寿命、依頼までの流れについてご紹介しました。

天窓の交換工事にかかる費用相場は、天窓の本体代金と施工費用を合わせて20~55万円ほどです。

雨漏りや木枠の破損といったトラブルがない場合は、寿命を迎えるタイミングで天窓を交換することが望ましいといえます。

廃盤になった種類の天窓を交換する場合や天窓のグレードを上げる場合などは費用が変動するため、いくつかの施工会社で見積もりを依頼することをおすすめします。

併せて、交換後の保証やアフターフォローが充実しているかどうかも施工会社選びの判断基準の一つにしてみてください。

天窓の交換を考えている方は、工事にかかる費用や設置後の保証内容などを十分に確認し、納得したうえで交換工事を依頼しましょう。


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