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住まいや光に関する記事

執筆者の写真鋼鈑商事株式会社 建材事業部

天窓の設置はどの方角がベスト? 方角別の特徴と選び方

更新日:4月4日


住まいに自然光を取り込んでくれる天窓。天井からの採光により、明るく開放的な空間を演出してくれます。


しかし、天窓の設置を検討しながら「どの方角に設置すればよいのか分からない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。


天窓は方角によって採光の量や日の差し込み方、風通しのよさが異なります。

そのため、方角別の特徴を知り、目的に合った設置場所を選ぶことが重要です。


この記事では、天窓を設置する方角ごとの特徴と日当たりにどのような影響があるのかについて解説します。

 
 

天窓設置における方角別の特徴

天窓を設置する方角によって日の入り方が異なります。ここでは、方角別の日の入り方や特徴についてご紹介します。


南側(南流れ屋根)

南側は1日を通して日当たりがよい方角のため、スポットライトのような強い光が差し込むのが特徴です。


ただし、直射日光が天窓から差し込むため、部屋の中でまぶしいと感じたり、強い日差しによって夏場に暑さを感じたりしやすいという特徴もあります。


東側(東流れ屋根)

東側の天窓は、朝日が強く差し込むのが特徴です。


午前中は強い日差しによって明るくなるため、まぶしく感じることもあります。

午後からは直射日光が和らぎ、柔らかな光で全体が明るくなります。

西側(西流れ屋根)

西日が強く差し込む西側の天窓は、午後から夕方にかけてまぶしく感じやすくなるのが特徴です。


南側に設置する場合と同様に、夏場には強い日差しが差し込みます。

北側(北流れ屋根)

通常の窓では直射日光が入らず、日当たりが悪いとされる北側。しかし、天窓の設置により、それらのデメリットをメリットにできます。


直射日光が入らない北側に天窓を設置することで、部屋の広範囲に柔らかい光を届けられる点が特徴です。


天窓を設置する方角の選び方

天窓を設置する際、日差しの入り方を左右するのは方角だけではありません。

周辺環境や間取りによっても天窓の適切な設置場所が変わってくるため、住まいの環境に応じて選びましょう。


ここでは、天窓の設置場所の選び方を3つのケースで解説します。

採光目的の場合

採光目的で天窓を設置する場合は、北側・東側が適しています。


通常、北側の窓からは直射日光が入らず、日中を通して暗くなりやすい傾向にあります。

しかし、天窓から得られる採光は通常の窓の約3倍。

日当たりが悪い北側の部屋でも、十分な光を取り込んで明るくできます。


また、適度な日当たりで直射日光を避けられるため、部屋の中がまぶしくなったり、室温が上昇したりするのを防ぐことが可能です。

東側は、南側や西側と比べると直射日光による影響が少ないため、天窓に適しているといえます。

通風目的の場合

風通しをよくするために天窓を設置する場合は、北側が適しています。

北側は熱や湿気がこもりやすいですが、開閉式の天窓を設置することで風通しがよくなり、効果的に換気ができます。


特に、湿気が多い日本の夏は、南から北へと風が吹くことが多いため、北側に天窓を設置することにより室内の通風を確保しやすくなります。

夏場の湿気や熱を逃し、室温が上昇するのを防ぐことが可能です。

南側から日差しが入らない場合

南側に住宅が隣接していたり、高層ビルやマンションなどの遮蔽物があって暗くなったりする場合には、東西に天窓を設置する方法もあります。


ただし、西側は夕方の日差しがまぶしく、夏場は暑くなりやすいという注意点があります。

直射日光が入る時間帯には、ブラインドやカーテンを使用するなどの対策が必要です。

自然光を部屋に届ける“どこでも光窓”

天窓の光が届かないお部屋にも光ダクトで明るさを届ける

採光目的で天窓の設置をお考えの方は、光ダクトシステムを採用した“どこでも光窓”の設置もおすすめです。


どこでも光窓とは、建物の壁面や屋根面から自然光を取り込み、建物内のダクトを通じて部屋に光を届ける建築構造です。


通常の天窓は、屋根に面した階や吹き抜け部分にしか設置できません。

しかし、光ダクトシステムであれば、直接天窓に面していない部屋にもダクト(管)によって自然光を届けられます。


たとえば、以下のような場所でも光ダクトを通じて採光を確保することが可能です。

  • 住宅密集地のため南面から採光を得られない場合

  • 日中を長く過ごす部屋の日当たりが悪い場合

  • 日差しが入りにくい旗竿地

家の日当たりに関してお悩みの方は、天窓の選択肢の一つとして、どこでも光窓を検討してみてはいかがでしょうか。


まとめ

天窓は、設置する方角によって光の入り方や日差しの強さが変わります。


北側と東側は直射日光が入りにくく、安定した光を取り入れられるため、採光目的の場合に適しています。通風目的の場合には、日当たりが悪く湿気がこもりやすい北側に設置するのがおすすめです。


ただし、天窓からどのくらいの採光を得られるかは、周辺環境や家の間取りによっても異なります。

住宅密集地の場合や南側に高層マンションが建っていて日差しが入りづらい場合は、南側もしくは東西の方角に天窓を設置することも一つの方法です。

その際は、直射日光を和らげるためのブラインドやカーテンを活用しましょう。


天窓を設置できない1階、南側や西側からの直射日光が気になる場合などは、どこでも光窓の活用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。


フッター背景画像 鋼鈑商事「どこでも光窓」

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