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寒いから換気は止めていい? 人と家に対する影響とは


冬の寒い時期、換気口から屋外の冷たい空気が入ってきていて、「何で !?」と疑問に思ったことはありませんか?


最近では、どの住宅にも換気設備が設置されていて、常に換気しています。エアコンで暖房しながら冷たい空気を取り入れるのは非常に効率が悪いですが、換気することにはちゃんとした意味があるのです。


換気口や換気扇を閉めたり止めたりしてもいいのか、と疑問に思っている方へ、換気設備と換気を止めた時の影響、さらに、換気でも寒くなりにくい家づくりについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.暖めた空気も換気設備で常に排気
    1. 1.1.換気設備の目的とは?
    2. 1.2.換気の方式について
      1. 1.2.1.第1種換気方式
      2. 1.2.2.第2種換気方式
      3. 1.2.3.第3種換気方式
  2. 2.換気設備を止めた(閉めた)ときの影響
    1. 2.1.給気用の換気口を閉めた場合
    2. 2.2.排気用の換気扇を止めた場合
    3. 2.3.結論:換気設備は止めない方が良い
  3. 3.換気で寒くなりにくい家づくり
    1. 3.1.断熱性能を上げる
    2. 3.2.エネルギー効率の良い換気設備を選ぶ
    3. 3.3.輻射による暖房でお部屋自体を温める
    4. 3.4.太陽光による屋根の熱も利用した「そらどまの家」
  4. 4.まとめ



暖めた空気も換気設備で常に排気


最近の住宅では、リビングに外から空気を取り入れるための給気のための換気口が設置されていたり、浴室の換気扇を点けっぱなしにしなければならなかったりと、昔と比べ換気に対する変化がいくつかあります。


夏は、極端に暑い日でない限り、換気することで室内の風通しを良くし、蒸し暑さをやわらげるのに役立ちますので、あまり問題になりません。

しかし、冬は、換気扇によって寒い空気をわざわざ外から取り入れ、暖房で温めた室内の空気を排気することで、お部屋を寒くしてしまっています。


省エネが求められているなか、わざわざお部屋を寒くしてまで換気する意味について説明していきます。


換気設備の目的とは?

そもそも、どの住宅にも換気設備が設置されるようになったのは、2003年の建築基準法の改正により、住宅への導入が義務付けらたからです。

鉄筋コンクリート造のマンションや高気密の戸建住宅では、自然換気が起こりにくくなっています。換気が十分にできないと、塗料や家具に含まれた化学物質が部屋にこもり、「シックハウス症候群」とよばれる健康被害が生じやすくなります。

また室内で発生した水蒸気などの湿気が室内にこもり、温度の低い箇所で結露を生じやすくなります。結露からカビが発生することでも、健康に害を及ぼします。

また石油ファンヒーターなどで暖房を行う場合には、一酸化炭素の発生や酸素濃度の低下により、危険な状態となってしまいます。


このように、高気密の住宅で換気が十分にできないことによる健康被害を防ぐ目的で換気設備は設置されているのです。


換気の方式について

換気の方式は、第一種換気方式、第二種換気方式、第三種換気方式の3つに分けられます。


第1種換気方式

第1種換気方式とは、給気と排気の両方を機械(換気扇)で換気する方法です。

メリットとしては、給気も排気も機械で強制的に行うため、室内の気圧が安定します。また、給気を少ない箇所で集中して取り入れるため、空気に対するフィルターを設置しやすく、室内環境を清浄に保ちやすくなります。

デメリットは、ほかの換気方式の設備と比較して設置コストが高いこと。ファンやフィルターなどを組み込むために装置が大掛かりとなり、また装置を設置するスペースも必要であることから、設置工事や建築にかかる負担が大きくなるためです。

そして、メンテナンスを怠ると換気の効率が極端に落ちてしまう、というデメリットもあります。


第2種換気方式

第2種換気方式とは、給気を機械で行い、排気は換気口で自然排気をする方法です。

住宅では、お風呂やトイレなど、強制的な換気が必要なことが多く、あまり利用されません。

第1種換気方式と同様に、給気をまとめることができ、また室内の気圧が高くなるため取り込み空気を制御しやすいというメリットがあります。

一方、取り入れる空気量が排気よりも多いため、空調効率が悪くなるというデメリットがあります。


第3種換気方式

第3種換気方式は給気は自然吸気、排気は機械で強制的に行う換気方法です。

コストが安く、またメンテナンスも簡単なため、戸建住宅や集合住宅で非常に多く用いられています。

各部屋に給気のための換気口を設置し、排気口(換気扇)はトイレや風呂などに設置されています。ドアを閉めても換気できるように、ドアの下に隙間が作られています。

設置する箇所数は多いですが、シンプルな構造のため、設置費用は安価です。メンテナンスも個数は多いですが、自分でできるため楽です。

換気の効率は良いですが、各部屋でほぼそのままの外気を取り込むため、外気の影響を非常に受けやすくなります。



換気設備を止めた(閉めた)ときの影響


換気設備を止めたときの影響についてのイメージ画像

藤井志紀さんによる写真ACからの写真

寒い空気が入ってくる換気設備を止めたいけれど、止めていいのか悩みますよね。

最も多い第3種換気方式について、換気設備を止めた時の影響をご説明します。


給気用の換気口を閉めた場合

鉄筋コンクリート造のマンションや高気密住宅では、吸気のための換気口を閉めると、室内側へ空気が引っ張られ、窓やドアに圧力がかかって開きにくくなります。

排気のための換気扇が複数個所ある場合には、排気量差によっては換気扇から外気が逆流して入ってくることもあります。

換気効率が低下して窓ガラスの結露なども発生しやすくなります。換気自体は行われていますので、換気口を閉めた影響は比較的小さいですが、吸気用の換気口も閉めない方が無難です。


排気用の換気扇を止めた場合

多くの住宅では、24時間の換気扇は浴室またはトイレに設置されていて、換気を止めることができない仕様になっていることも多くあります。

第三種換気方式では、換気扇を止めてしまうと、強制的に空気を流れなくなりますます。給気のための換気口を開けていても、空気を取り入れられず、換気が出来なくなるのです。


季節にもよりますが、遅かれ早かれ結露やカビが発生したり、新築であればシックハウスにより体調を崩してしまうことも考えられます。


結論:換気設備は止めない方が良い

給気のための換気口や換気扇は、室内の空気を清浄に保つためには止めない方が良いものです。

カビやシックハウスなどは、換気設備を止めてすぐに発生するものでもないので、短時間であれば影響は小さいと言えますが、耐えられない場合の除いて止めない方が無難です。


換気も含めて住宅が寒い場合には、暖房器具で暖をとる必要があります。



換気で寒くなりにくい家づくり


換気で寒くなりにくい家づくりのイメージ画像

kotoMさんによる写真ACからの写真


断熱性能を上げる

住宅の断熱性能を上げることで、住宅が寒くなりにくくなり、換気による室温低下の影響を小さくできます。

新築であれば、断熱材の材質や厚み、また断熱性能の良い窓を選ぶことで性能は向上できます。今住んでいる家であれば、2重窓にリフォームしたり、窓に断熱・遮熱対策のシートを貼ったり、隙間を塞ぐことでも効果は得られます。


エネルギー効率の良い換気設備を選ぶ

熱交換換気と言われるエネルギー効率の良い設備が利用されるようになってきました。

熱交換換気とは、屋外の冷えた外気を直接給気するのではなく、室内の排気する空気の温度で一度温めてから給気するという換気の仕組みです。

外気による室温の低下を抑え、暖房機器の負荷を減らすことができるので、暖房費が節約できます。


給気と排気を機械的に行う第一種換気方式で用いられるのが一般的です。第三種換気よりも初期費用は掛かりますが、暖房費の省エネや住まいの快適性を考えると設置するメリットは大きいと言えます。


輻射による暖房でお部屋自体を温める

空気の温度を温めるエアコンではなく、暖炉やストーブといった熱源を利用して輻射熱で温める暖房器具は、床や壁、天井などの家自体を温めることができます。

体感温度は、体の周りの室温と周辺からの輻射熱によって変化します。室温が下がっても、壁や床が暖かければ体感温度として寒く感じにくくなります。換気した空気も、壁や床からも温められるため、室温が下がりにくくなる効果もあります。


エアコンを24時間点けっぱなしにすることでも壁や天井を温めた状態にできますが、住宅の断熱性能が低いと非常に燃費が悪いのでお勧めはできません。


太陽光による屋根の熱も利用した「そらどまの家」

上記の全ての対策を行い、さらに晴れた日には太陽光で温められた屋根の熱も利用する「そらどまの家」という仕様の家がエコハウス研究会から提案されています。


>>エコハウス研究会「そらどまの家」のホームページ はこちら


新築をお考えの方は、このような住宅も検討してみてはいかがでしょうか。



まとめ


住宅の換気設備は屋外の冷たい空気を取り込み、お部屋を寒くしてしまいますが、結露によるカビやシックハウス症候群などへの予防を考えると換気設備は止めたり閉めたりしない方が良いです。


換気による室温低下の影響を小さくするために、住宅自体の断熱性能を上げ、輻射による暖房で壁や天井など家自体を温めるような家づくりが有効です。


新築であれば性能の検討で、今住んでいる住宅であればリフォームやDIY、暖房機器などで寒くなりにくい家づくりを目指しましょう。


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