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輻射冷暖房とは?エアコンが苦手な方も知っておきたい快適な設備


「エアコンによる冷房や暖房が苦手」という方は、輻射冷暖房を検討してみてはいかがでしょうか。


輻射冷暖房は、現在少しずつ普及が進んでいる非常に快適性の高い冷暖房システムです。


輻射冷暖房に関する基本的な原理やメリット・デメリット、そして現在販売されている輻射冷暖房器具をまとめてご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.輻射冷暖房の基礎知識
    1. 1.1.輻射冷暖房とは? 
    2. 1.2.輻射冷暖房器具の原理
    3. 1.3.輻射冷暖房のメリット
    4. 1.4.輻射冷暖房のデメリット
  2. 2.輻射冷暖房製品の一覧
    1. 2.1.『PS HR-C』:ピーエスグループ
    2. 2.2.『光冷暖』:KFT株式会社
    3. 2.3.『コロナエコ暖クール』:株式会社 コロナ
    4. 2.4.『COOL×STYLE』:旭イノベックス株式会社
    5. 2.5.『パネルシェード』:株式会社 三葉製作所
    6. 2.6.『ラジアン』:株式会社 エコミナミ
    7. 2.7.『ecowin』:株式会社 エコファクトリー
    8. 2.8.『クール暖』:株式会社 テスク資材販売
  3. 3.まとめ


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輻射冷暖房の基礎知識


輻射冷暖房とは? 

「輻射冷暖房(ふくしゃれいだんぼう)」とは、熱輻射を利用して、空間の冷房、及び暖房することを指します。「放射冷暖房(ほうしゃれいだんぼう)」とも言います。

「熱輻射、または、熱放射」とは、物体から熱エネルギーが電磁波として放出される現象のことで、「対流」や「熱伝導」と並ぶ熱の伝わり方の一つです。


暖房だけの機能であれば、古くからある暖炉や囲炉裏といった熱源を設置するタイプの暖房がありましたが、冷房効果も得られることが輻射冷暖房の特徴です。

この輻射の原理を利用した冷暖房器具を輻射冷暖房器具といい、快適性や省エネ性で優れるなどの多くのメリットから、最近普及し始めています。


輻射冷暖房器具の原理

簡単に説明すると、輻射冷暖房器具は、輻射パネルと室外機、及び、それらをつなぐ配管によって構成され、循環液と呼ばれる液体が充填されています。


室外機で冷やされた、または、暖められた循環液によって、室内の輻射パネルの温度を下げたり上げたりします。

輻射パネルが室温と比べて温度差を持つことで、温度差に応じて輻射が生じます。

室内を均一にしようとする熱の性質により、室内の壁や天井、床といった物質が輻射パネルと同じ温度に徐々に変化させ、部屋全体に冷暖房効果を生じさせるのです。


普及しているエアコンは、冷媒と室内空気を熱交換することで室内の空気温度を直接変化させていますが、輻射冷暖房器具はまず壁や天井、床の温度を変化させ、そこに接する空気の温度を徐々に変えています。


輻射冷暖房のメリット

輻射冷暖房のメリットの一つは、エアコンと違い風が直接当たらないことです。

輻射を利用するため、風が生じないため、人体に直接風が当たることによる不快感や、風による過剰な寒さや暑さがなくなります。

ハウスダストやダニ、カビを巻き上げることもありません。


もう一つのメリットは、輻射冷暖房器具を停止させても、すぐに温度が戻らずに、涼しさや暖かさが維持されることです。

例えば、夏場の夜間ではエアコンを切るとすぐに暑くなってしまいます。

輻射冷暖房では、壁や床、天井に蓄熱するため、効果が持続しますので、急激に冷暖房効果が失われることがないのです。


さらに、冷暖房効果が長く維持されるため、電気代を抑えられ、省エネにもなります。

さらに室外機に空気熱を利用するヒートポンプ式システムの輻射冷暖房器具では、さらに効率がよくランニングコストがお得になります。


輻射冷暖房のデメリット

輻射冷暖房のデメリットは、スイッチを入れてから効果が出るまで時間がかかることがあげられます。

輻射パネルが設定温度に達しても、壁や床などの温度を変えるために時間がかかってしまいます。

24時間稼働させるか、局所的に扇風機や電気暖房器具などで対応する必要があります。


また、住宅に合わせて設計しなければ十分な効果が得られないというデメリットもあります。

エアコンのように空気を使って強制的に循環させる仕組みではないため、設置箇所から離れたところや、壁で仕切られたところには冷暖房の効果が小さくなります。

効果を得るために、住宅に合わせて設計する必要があるのです。


そして輻射冷暖房のいちばんのデメリットとしては、やはり設置費用が高いことです。

広く普及しているエアコンと比較すると、数倍程度の設置費用がかかってしまいます。

原因としては、設計の手間や工事業者の不足、部材の生産コストなど、十分に普及していないことによる影響が考えられます。



輻射冷暖房製品の一覧


現在(2018年9月)、輻射冷暖房器具として販売されている製品とメーカーをご紹介します。


『PS HR-C』:ピーエスグループ


PS HR-C(ピーエスグループ)製品ホームページ画像

参照URL:https://ps-group.co.jp/product/lineup-r/hr-c

1992年から販売されているピーエスグループの除湿型放射冷暖房『PS HR-C』です。古くから販売されているため、工務店や設計事務所などの住宅関係の知名度も非常に高いです。色や形のバリエーションが非常に多く、設置する空間に合わせて選択できることが魅力です。


『光冷暖』:KFT株式会社


光冷暖(KFT株式会社)製品ホームページ画像

参照URL:http://www.a-hikari.com/

多くの導入事例がある、KFT株式会社の輻射冷暖房システム『光冷暖』です。冷暖房器具の「KFTラジエーター」だけでなく、壁材や塗料も合わせて住宅全体を設計しています。また省エネや健康への効果が、HPでわかりやすく解説されています。


『コロナエコ暖クール』:株式会社 コロナ


エコ暖クール(コロナ)製品ホームページ画像

参照URL:https://www.corona.co.jp/ecodan/index.html

石油式ストーブやファンヒーターで有名な、株式会社 コロナの空気熱ヒートポンプ式システム『コロナエコ暖クール』です。輻射冷暖房製品を扱う会社では珍しく、プランごとに輻射冷暖房を設置した場合の希望小売価格が明示されています。


『COOL×STYLE』:旭イノベックス株式会社


COOL×STYLE(旭イノベックス)製品ホームページ画像

参照URL:http://www.asahi-inovex.co.jp/inovex/reidan.html

北海道に本社を置く旭イノベックス株式会社の冷暖房輻射パネル『COOL×STYLE』です。鉄製パネルの『コスモパネル』と銅製の『パラウォーム』があり、指定色塗装も可能のため、室内にデザインを合わせることが可能です。


『パネルシェード』:株式会社 三葉製作所


パネルシェード(三葉製作所)製品ホームページ画像

参照URL:http://www.panel-shade.jp/

2013年グッドデザイン賞を受賞している、株式会社 三葉製作所の輻射式冷暖房システム『パネルシェード』です。エアコンとの比較をHPで丁寧に説明しています。大手ハウスメーカーにも採用され、パーツの見直しなどによりコスト低減も行っています。


『ラジアン』:株式会社 エコミナミ


ラジアン(エコミナミ)製品ホームページ画像

参照URL:http://www.yukadan.com/ラジアン暖冷/

省エネや健康に配慮した製品の開発から施工までを行う、株式会社 エコミナミの放射冷暖房パネル『ラジアン』です。施工事例はまだ多く掲載されていませんが、床暖房を長く取扱っていて、自社で施工ができますので、関東を中心に全国で施工実績があります。


『ecowin』:株式会社 エコファクトリー


ecowin(エコファクトリー)製品ホームページ画像

参照URL:https://www.ecofactory.jp/lp/

平成26年度省エネ大賞 省エネ事例部門受賞など多くの受賞歴のある、株式会社 エコファクトリーの輻射式冷暖房装置『ecowin(エコウィン)』です。エアコンと組み合わせたハイブリッド型輻射空調システム『ecowin HYBRID』といった、快適性を高める新製品もリリースされています。


『クール暖』:株式会社 テスク資材販売


クール暖(テスク資材販売)製品ホームページ画像

参照URL:https://www.tsc-jp.com/shizai/cool.html

冷暖房パネルに樹脂を使った、株式会社 テスク資材販売のふく射冷暖房『クール暖』です。金属製のパネルと違い、腐食がなく耐久性に優れているとともに、高い放熱性という特性のため、やけどの心配がなく安全性が高いなど、樹脂パネルの特徴を生かした製品です。


2018年9月に調査しましたが、今後も各社から発売されることが予想されます。



まとめ


今後、さらに普及が進むことが期待される輻射冷暖房ですが、費用や住宅に合わせた設計が必要な点など課題もあります。

住宅に輻射冷暖房を検討されている方は、是非メーカー数社にお問い合わせを行い、住宅に合った性能や費用などを比較してみてはいかがでしょうか。


>>光ダクトと合わせて輻射冷暖房を導入した住宅事例はこちら



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