住宅の光に関する基礎知識:第2回 明るさを認識する
- 鋼鈑商事株式会社 建材事業部
- 2017年10月2日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年12月18日
私たちが生活する中で、何気なく明るい・暗いと感じていますが、それは私たちの目が、見えている範囲から光を捉えて判断しているのです。
明るい空間を作るためには、私たちがどのようにして明るいと感じているのかを知る必要があります。
今回は、明るさを感じる仕組みと目の機能について説明します。
明るさとは、目が受ける光の量が多いこと

普段意識していませんが、身のまわりには多くの光があります。逆に言えば、光がなければものは見えません。
私たちは、光自体を見ることができません。光を放つ光源か、光が当たったものを見て、周りの空間を感じているのです。
わたしたちがものを見るとき、ものから放たれる光を目で受けることで認識しています。
目を閉じたとき、目が光を受けず何も見えなくなって、真っ暗になるのと同じように、夜中に電気を点けなければ暗くなりますよね。
明るさとは、目が受ける光の量の大小であり、明るい空間とは、目に見える範囲内から多くの光を受けている、ということなのです。
目は、ものを反射光で認識している

目に受ける光は感じることができますが、車のように横に走る光を見ることは出来ません。
雲間から差し込む光や、林の木漏れ日など、見えていると思われる方もいるかと思いますが、それは空気中のごみなどに光が当たりその散乱した光を見ています。
私たちは、ほとんどのものから反射された光を受けることで認識しています。
壁や家具、あるいや生き物なども、基本的には光源からの光が反射されています。
光が反射の際に、ものの材質や形状によって反射しやすい色と反射しにくい色の差が生じるため、見ているものの色の違いが生まれます。
また、一部のものは光を透過する性質を持っています。
身近にあるものとしては、窓であり、ガラスです。ガラスやアクリルなども光を透過しやすいため、透明に見えます。
しかし、すべての光を透過するわけではなく、色がついていたり、あるいはものが移り込んでいることがあるかと思いますが、わずかに光を反射することでそれらの透明なものを見ることができています。
その他の例外としては、青空や雲など、より小さな物体に光が当たった時に生じる散乱という現象もあります。身の回りでは、煙などがあります。
目が明るさを調節している

屋外と家の中では、当然屋外の方が明るいと感じますし、照度という単位で明るさを測定しても屋外の方が明るいという結果になります。
しかし、その差は、数十倍から数百倍以上にもなっていますが、実際にはそこまでの差は感じないのではないでしょうか。それは、私たちの目が明るさを適度に調整しているからです。
目の光を感じる機能は非常に優れています。
ごくわずかな光でもとらえて、周囲の空間を認識することができます。
また周りが明るい場合にも、受ける光を適度に調整し、まぶしく感じすぎないようになっているのです。
明るいところから、急に暗いところに入ると、最初はよく見ることができませんが、徐々に目が明るさを調節してみることができるようになる、といった経験があるのではないでしょうか。
注意しなければならないのは、目で見ているものの中に極端に明るいところあるとうまく調整ができなくなってしまうことです。
たとえば、住宅の中から見たとき、窓際に太陽の直射光があたってまぶしくなってしまっている場合、窓から離れたところが暗く感じてしまいます。
照明機器でも、床の狭い範囲を照らすダウンライトでは、照明自体はまぶしく見えますが、天井付近が暗いため、全体的に暗く感じてしまいます。
このように見ている範囲の中で、極端に明るさが違うものがある場合には、目が全体をとらえて、明るいところを基準に明るさを調整してしまうのです。
まとめ

明るさとは、目が受ける光の量が多いこと
目は、ものを反射光と透過光で認識
目が明るさを調節している