「どこでも光窓」に対する専門家の意見をご紹介するPro's Eye。
今回は、ガーデンデザイン、屋内緑化などグリーン演出の分野で幅広く活動されている、緑演舎/大山 雄也さんに、植物と光について、さらに「どこでも光窓」の魅力と可能性についてお話をお聞しました。
大山 雄也 プロフィール
東京農業大学造園科学卒業。ガーデンデザイナーとして、戸建て住宅の庭から大型商業ビルの屋上庭園まで様々な空間の開発を手がける。2012年にはインドアグリーンブランドPIANTA×STANZA(ピアンタ×スタンツァ)を立ち上げ、暮らしを彩る屋内緑化プロダクトの開発からオフィス・商空間のトータルなグリーン演出等を行っている。
2016年10月より株式会社緑演舎を創業し、取締役に就任。
緑演舎HPはこちら ⇒
自然光で楽しむ、植物のある暮らし。
1.雨の日の明るさに驚き
インドアグリーンの分野で幅広く活動されている大山雄也さんにとって、”光“は植物の生育に欠かせない最も大切な条件の一つ。
外光が入りにくい屋内では、必要な照度を補うために照明器具の調節をしたり、配置を変えるなど、いろいろな苦労があるそうです。
それだけに、初めて「どこでも光窓」を見たときは、自然の力にあらためて衝撃を受けたとのこと。
「外は雨なのに、ショールームの光窓がまるでスポットライトのように明るくて、率直に驚きました。曇っていても太陽光のパワーはこんなにすごいのかと」
この出会いをきっかけに、大山さんがアレンジした観葉植物と「光窓」のコラボレーションがスタート。
直射日光と違い、「観葉植物全般にちょうどいい照度」とのことで、半日陰を好む植物がショールームにいきいきとした彩りを添えています。
2.インテリアとしても魅力のあるダクト
ご自身のブランド「ピアンタ×スタンツァ」で多彩なグリーンプロダクトを創作するほか、庭園デザインなども手がける大山さんは、外に庭が作りにくい都市部でこそ「光窓」が活用できるとのこと。
「外光を好きなところに導ける利点を生かして、住宅の1階の半分を土間にして庭にしたり、キッチンで野菜を育てるのもいい。最近では手間のかからない多肉植物も多いので、太陽の光があれば最適です。子育てなどで外に出る機会の少ない方にも、家の中に植物のある暮らしをぜひおすすめしたいですね」
また、実用性だけでなく、空間を演出するアイテムとしても「光窓」に魅力を感じるそうです。
「古い建物のリノベーションなどでは、天井を抜いて、あえて配管を見せるのがスタイリッシュですが、光窓もメタリックなダクトを剥き出しにしてインテリアの一部にしても面白いと思います。
構造自体はシンプルなので、使う側のアイデアで可能性が広がるのではないでしょうか」