皆さん、こんにちは。
今回は、愛知県で「どこでも光窓」のパートナー工務店をしていただいている、株式会社 ジーオブイー 様に訪問し、光ダクトに関するご意見をお聞きしてきました。
また、2017年10月に完成した愛知県春日井市の分譲住宅には、「どこでも光窓」をご採用いただいており、その完成後の様子も見学してきました。
「どこでも光窓」の実物件事例として、設計のコンセプトや写真でご紹介します。
愛知県の工務店 ジーオブイー
株式会社ジーオブイーは、愛知県の名古屋市に本社を構える、注文住宅や分譲住宅などの工事全般を行う工務店です。ジーオブイーという社名の由来は、「Gifts of the Earth」の頭文字をとっていて、会社の理念が込められているそうです。
愛知県内で3つのモデルハウスがあり、愛知県だけでなく周辺の県まで対応しているとのこと。
2016年12月に「どこでも光窓」パートナー工務店となっていただきました。
「どこでも光窓」パートナー工務店の1件目の工務店です。
「どこでも光窓」設置事例
今年夏ごろに、光ダクトを設置しました愛知県春日井市の分譲住宅が完成したということで、見学させていただきました。完成後はなかなか見ることができない、実物件での住宅用光ダクトです。
愛知県春日井市分譲住宅
春日井市分譲住宅の光ダクトの断面模式図です。向かって左側が南側になります。
少し離れていますが、南側に4階建ての建物があり、冬場は南側の窓からも光が入りにくくなっていますが、リビングを2階にして東側との2面開口とすることで明るさを確保しています。
しかし、立地・構造的に、1Fの玄関ホールは窓が取れず、暗くなってしまうことが予想されてたため、トップライトから光ダクトで採光したいとの要望で光ダクトを導入しました。
また、2Fのリビングにも光ダクトの放光部を設けることで、光ダクトをPRできるようにしていただきました。
上の2枚が玄関ホールの写真になります。天井面で光っている部分が光ダクトの放光部になります。
玄関ドアのスリット開口しか光を取り入れる部分はありませんので、光ダクトがないと暗いことが想像できます。また、ホール正面の凹凸の深い壁紙の陰影を強調させていてオシャレに見えます。
玄関のように短時間しか使わないところでは、電気を点けたり消したりするのが面倒ですし、消し忘れなども考えると、住み手のストレスを軽減させる使い方になります。
こちらの写真がリビングの放光部になります。
ダクトの開口が小さいですし、窓も多いため十分に明るい空間ですので、光ダクトの明るさはほとんど目立ちませんでした。
とはいえ、いろいろな光の出し方を試されていて、今後も様々な形状で設計していただけそうです。
「どこでも光窓」に関するご意見など
株式会社 ジーオブイー 社長の清水様に、「どこでも光窓」に関するご意見などを伺いました。
まだまだ光ダクトというものに関する知名度はほとんどなく、見学会などで説明しても「なにそれ?」という反応をされることが多い、とのことです。というのも、見学会に来られるような住宅を探している方でも、日当たりが悪くなって困る、ということを想像できていないようだ、と感じているそうです。
光ダクト自体はすべての住宅に入る製品ではないが、暗さを解決するための手段の一つであるので、もう少し普及させるように頑張ってほしい、とのご意見をいただきました。
このWebサイトの立ち上げ理由も、日当たりに関する課題があっても対応する方法がない方のために、対応する方法をご紹介すること、です。
実際に日当たりが悪くなったお施主様からのお問い合わせもあり、住んでから考える、ではなく、住む前に提案できるよう、知名度をあげるべく、精進したいと思います。